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誰そ彼

いるのにいない、非実在現実少年
彼は2013年、初夏に生まれた。
高校1年生のようだった。
 
彼は見る人によりその本質が異なる。
何を期待しているか、どう思っているか、
誰なのか、何者なのか。
どこかで見かけたような、憧れていたような、
会いたかったような、夢に見ていたような。
 
彼はそこにいるのにいない。
私たちが作った非実在現実少年。
 
私たちは彼に、会いたかった。
 
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